パート6では、『性 格(たち)』12ページをお送りします。
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01:ページ1(筆:成治) |
− 性 格 − 『あのね かんごふさん』 「なんや」 『あのね かんごふさん 僕はね、 あたたかい ところでは 寝られるけど 冷たい ところでは 寝られない 性格(たち)なんですよ』 「ほんなら 夏は よう寝られ |
02:ページ2(筆:成治) |
るんか?」 『あのね かんごふさん そういう意味と ちがうねん 夏とか冬とか 季節には関係ないねん あのね かんごふさん 僕のまわりの 人の心が あたたかい時は よう 寝られるんやけど 冷たい時は 寝られへん 性格なんやわ。そやから |
03:ページ3(筆:成治) |
今日は かんごふさん 『温かい心』でおってな、 ほなら僕 たぶん よう寝られると 思うから。 心配してもらうのは うれしいんやけど かんごふさんが心配 しはったら、僕のこと 心配してくれはったら 心配してくれはる程.. |
04:ページ4(筆:成治) |
その「心配」が僕に 移って、僕も心配で 心配で 寝られんように なってしまうんやわ。 僕って心配性なんかな。 話 かわるけど かんごふさん。 僕、今の世の中が 心配で 心配で かなんねん。 この 日本の 未来が |
05:ページ5(筆:成治) |
心配でかなんねん 地球の未来が 心配で かなんねん。 ほんまに この先 どうなるのか心配で かなんねん。 僕の考えではな かんごふさん、 この 生命(いのち)ある地球が 今、ほんまに 危い |
06:ページ6(筆:成治) |
ところまで きてると 思うねん。 このまま ほっといたら ほんまに あかん! と 思うねん。 その『このままでは あかん!』と心配する 気持ちが 僕を、ねむらして くれへんねん。 みんなも 気付いておる と 思うねん。 「このままではあかん!」と |
07:ページ7(筆:成治) |
『このままではアカン!!』 と想う気持ちが強い 人間程 こういう 病気に かかるんや 心配性な人間程 こういう病気にかかるんや 気が ちっちゃいから こういう病気にかかるんと ちがうねん 心配性で、おひとよしで 純粋で、がんこな |
08:ページ8(筆:成治) |
人ほど こんなふうに なってしまうねん。 あのな かんごふさん いそがしいのに長いこと しゃべって ごめん! やけど なんにも 僕ら 好きで こんな病気になったん ちがうねん。 |
09:ページ9(筆:成治) |
言う事きかん 人間ばっかりやけど みんな それぞれ 形は違うけど 心の澄んだ ええひと ばっかりなんや。 解ってないようでも よう解ってる人ばっかり なんや せやから、僕だけと |
10:ページ10(筆:成治) |
ちごて みんなにも 温(あたた)かい心で おって欲(ほ)しいねん そしたら、みんな よう 寝るし、おとなしなると 思うねん。 寝なあかん!アカン! 言わんと 『そっとおやすみ』 |
11:ページ11(筆:成治) |
言うてほしいねん。 ほなら僕ら 『そっと おやすみ』 するさかい。 あんまりガミガミ 言われると 僕らの心も ガミ ガミ に |
12:ページ12(筆:成治) |
なるねん。 温かい気持ちで おってもらうだけで 僕ら うれしいねん。 それだけで 病気 治るかも 知れんねん。 2003.4.18 午前2時10分 せいじ |